導入の決め手
社宅代行各社からの提案は魅力的であり、手っ取り早く業務の削減に繋がると期待を持ちました。また毎月の家賃振込手数料の費用も圧縮できることも分かりました。各社の提案内容に大きな差はなく、正直どこの代行会社に決定するか迷っていました。そんな中、次にプロポーザルをお願いしたリロケーション・ジャパン社の話を聞きました。既にある程度社宅代行の知識もあったため、最初からコストと特徴だけ要約して提案してほしいと伝えたところ、全く新しいスキームの提案があり、“目からウロコ”の状態でした。「業務が発生するから代わりに行う」ではなく、「業務をそもそも発生させない為には」という発想でした。リロ転貸スキームによって、不可能とされていた全国の賃貸借契約書の統一が図れること、貸主⇔借主という関係を最大限に活かし、マイナンバー等の法的対応もお願いでき、また原状回復費用を固定経費化し標準化を図ることで、代行型では削減されない契約当事者としての「確認・判断・承認」といった潜在的な業務さえ無くすことが出来ることを理解しました。単なる業務代行ではなく、BPR(*)の考え方を基にした画期的なサービスだと評価しました。
*BPR(Business Process Re-engineering ) 一連の業務プロセス全体を見直し、業務の流れを効率的かつ効果的になるよう抜本的に組み直す手法