
転貸方式の社宅代行サービスを比較! 導入時の注意点とは
社宅代行サービスは、社宅の運用に必要な業務を外部に委託できるサービスです。社宅代行サービスには複数の種類があり、転貸方式の場合はより幅広い業務が委託できます。
人事総務部門のご担当者さまのなかには、「転貸方式の社宅代行サービスを導入したいが、どこに委託すればよいか分からない」「導入時の注意点が知りたい」などとお考えの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、転貸方式の社宅代行サービスについて、概要や比較、注意点を解説します。
なお、社宅代行サービスの導入事例についてはこちらの資料をご確認ください。
目次[非表示]
- 1.転貸方式の社宅代行サービスとは
- 2.転貸方式の社宅代行サービスの比較
- 2.1.①リロケーション・ジャパン
- 2.2.②NTT ExCパートナー
- 2.3.③長谷工ビジネスプロクシー
- 2.4.④東急社宅マネジメント
- 2.5.⑤リベロビジネスサポート
- 2.6.⑥ギガプライズ
- 3.転貸方式の社宅代行サービスを導入する際の注意点
- 4.まとめ
転貸方式の社宅代行サービスとは
転貸方式の社宅代行サービスとは、サービス事業者が賃貸借契約の当事者となり、物件を委託元の企業へ転貸する方式の社宅代行サービスです。
社宅代行サービスには、ほかにも代行方式と呼ばれるサービスがあります。代行方式では、社宅制度を導入する企業と貸主が賃貸借契約を結び、社宅管理に関する業務をサービス事業者に委託します。
転貸方式の場合、サービス事業者が賃貸借契約における借主となるため、借主本人でしか対応できない業務も任せられます。また、複数の社宅を運用する場合に窓口を一本化できる点もメリットです。
▼転貸方式と代行方式の違い
転貸方式 |
代行方式 |
|
物件の契約者 |
サービス事業者 |
社宅制度を導入する企業 |
委託業務 |
|
社宅管理に関する業務 |
なお、代行方式と転貸方式の違いについてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
転貸方式の社宅代行サービスの比較
転貸方式と一口にいっても、事業者によってサービス内容はさまざまです。ここでは、転貸方式に対応している社宅代行サービスを比較します。
なお、順番については業界上の順位を示しているものではありません。
①リロケーション・ジャパン
リロケーション・ジャパンの社宅代行サービスは、日本で初めての転貸方式による社宅代行サービスです。転貸方式において国内マーケットのシェアNo.1を獲得しています。
人事総務系の情報力・福利厚生制度の総合コンサルティング力に長けており、社宅管理業務だけでなく、物件探し・引越しから、制度の見直しまでを含む社宅管理のトータルサポートが可能です。
また、転貸方式のパイオニアとして、賃貸借契約の当事者の立場での法的対応のノウハウが蓄積されており、有事の際における貸主との交渉も円滑に進められます。
②NTT ExCパートナー
NTT ExCパートナーでは、転貸方式の社宅代行サービス『teNtaAce』を提供しています。
teNtaAceでは、豊富なオプションサービスを細かくカスタマイズすることで顧客の要望に沿ったサービスが提供されています。
加えて、顧客の個人情報保護に関してNTTグループならではの高品質なセキュリティ体制が構築されています。物件探しについても、NTTグループの信用とネットワークを活用して幅広い物件の提供を実現しています。
出典:NTT ExCパートナー『社宅代行・社宅管理代行サービス「teNta Ace(テンタエース)」』
③長谷工ビジネスプロクシー
長谷工ビジネスプロクシーの社宅代行サービスでは、多彩なプランの一つとして転貸方式のプランが提供されています。
物件探しや入居に伴う各種手続きのほか、入居後のライフサポートやデータ管理、書類の作成補助も含めて社宅管理における繁雑な業務を代行しています。
運用開始後にも定例会の場を設けられており、改善要望がある場合にも柔軟に対応しています。
出典:長谷工ビジネスプロクシー『社宅管理代行』
④東急社宅マネジメント
東急社宅マネジメントの社宅代行サービスでは、転貸方式が採用されています。
東急不動産ホールディングスグループの総合力と賃貸運営のノウハウを基に、入居から退去までの社宅業務のトータルサポートが行われています。
定型ネットワークを駆使したスピーディな対応によって、最短で依頼当日に物件情報が提供されており、物件が不足しやすい異動集中期でも柔軟に対応しています。
出典:東急社宅マネジメント『社宅代行サービス』
⑤リベロビジネスサポート
リベロビジネスサポートの『社宅ラクっとNAVI』は、貸方式の社宅代行サービスが提供されています。
物件探しから引越し手配、社宅管理までの手続きを一本化できるサービスとなっており、福利厚生としての社宅制度の導入もサポートしています。
月額の管理費用は1戸あたり500円からとなり、業界最安値水準を実現しています。
出典:リベロビジネスサポート『社宅ラクっとNAVI』
⑥ギガプライズ
ギガプライズの社宅代行サービスは、転貸方式に対応しています。
物件の紹介や契約・更新・解約の手続きなどを行う基本プランに加えて、引越し業者・保険・家具家電の手配やマイナンバー管理などに対応するオプションプランも提供されています。
全国の仲介会社と提携しており、不動産会社でないからこその独自の目線で物件を紹介しています。
出典:ギガプライズ『ギガプライズの社宅管理代行サービス』
転貸方式の社宅代行サービスを導入する際の注意点
転貸方式の社宅代行サービスを導入する際は、コストとサービス事業者選びに注意します。
▼転貸方式の社宅代行サービスを導入する際の注意点
- 代行方式よりもコストがかかりやすい
- サービス事業者を途中で変更することが難しい
転貸方式は委託できる業務が広い分、代行方式よりもコストがかかりやすくなります。また、賃貸借契約の当事者がサービス事業者となるため、途中で変更することは難しいといえます。
自社の希望する条件によっては、事務代行方式を検討することも有効です。
なお、転貸方式に限らない社宅代行会社の比較についてはこちらの記事をご確認ください。
まとめ
この記事では、転貸方式の社宅代行サービスについて以下の内容を解説しました。
- 転貸方式の社宅代行サービスの概要
- 転貸方式の社宅代行サービスの比較
- 転貸方式の社宅代行サービスを導入する際の注意点
社宅代行サービスにおける転貸方式とは、サービス事業者が賃貸借契約の当事者となり、物件を委託元の企業へ転貸する方式です。
代行方式と比較してより広い業務を任せられ、社宅管理の窓口を一本化することもできます。
一方で、代行方式よりもコストがかかりやすく、一度導入すると途中でサービス事業者を変更することが難しくなります。自社の希望する条件によっては、事務代行方式を検討することも有効です。
『リロケーション・ジャパン』の社宅管理サービスは、日本で初めて転貸方式を採用し、国内シェアNo.1の実績を誇ります。社宅にかかる管理業務をフルアウトソーシングできるため、企業さまの工数削減を実現します。代行方式にも対応しており、企業ごとに最適なサービスの提供が可能です。
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