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社宅にインターネット回線は必要? 環境整備の目的と選び方のポイント

社会のデジタル化が進む今、さまざまな手続きやサービスを利用するために自宅のインターネット回線が欠かせないものとなっています。

企業が従業員へ提供する社宅においても、インターネット回線の有無は生活の利便性や豊かさを左右します。

人事総務部門のご担当者さまのなかには、「社宅にインターネット回線を導入する必要はあるのか」「インターネット回線にはどのような種類があるのか」と気になる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、社宅にインターネット回線を導入して環境を整備する目的や選び方のポイントについて解説します。


目次[非表示]

  1. 1.社宅にインターネット回線を導入する目的
  2. 2.社宅にインターネット回線を導入する選択肢3選
    1. 2.1.光回線
    2. 2.2.ホームルーター
    3. 2.3.モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fi
  3. 3.社宅のインターネット環境を選ぶ際のポイント
    1. 3.1.①通信速度とデータ通信量の上限を確認する
    2. 3.2.②プロバイダによる推奨接続台数を確認する
    3. 3.3.③法人契約の期間を確認する
  4. 4.まとめ


社宅にインターネット回線を導入する目的

社宅にインターネット回線を導入する目的には、主に以下が挙げられます。


▼社宅にインターネット回線を導入する目的

  • 入居者の満足度向上を図る
  • 自社の福利厚生を社内外にアピールする
  • リモートワークできる環境を整備する など


社宅にインターネット回線があると、入居者自身でプロバイダとの契約手続きや回線工事の手配などを行う必要がありません。また、無線LANを整備してWi-Fi接続ができる環境を整えることにより、携帯端末の通信量を抑えながら入居者が社宅内でインターネットを利用することが可能です。これにより生活の質が高まり、満足度の向上に結びつくと期待できます。

借上社宅では、インターネット回線等の費用は個人負担であることが一般的です。しかし、社有社宅においては、インターネット回線を導入する初期費用や月額料金などを会社負担にすれば、魅力的な福利厚生として社内外へのアピールにもつながり、企業イメージの向上や、人材確保・定着の成功を期待できます。

さらに、社宅にインターネット回線があると、自宅にある端末から業務に使用するクラウドサービスやアプリケーションなどを利用することが可能です。リモートワークができる環境を整備することで、業務の効率化や働きやすい職場づくりにもつながります。



社宅にインターネット回線を導入する選択肢3選

社宅にインターネット回線を導入する方法には、主に3つの選択肢があります。ここでは、一般的な方法とそれぞれのメリット・デメリットを解説します。


光回線

光回線とは、光ファイバーケーブルを使用したインターネットの通信方法です。

光ファイバーケーブルに接続するルーターを設置することで、有線と無線の両方に対応できます。ただし、光ファイバーケーブルを部屋内に引き込む回線工事が必要になるため、建物の造りやエリアによっては導入できない場合があります。

また、借上社宅の場合は、物件ごとに光回線が導入されており入居者自身でプロバイダを選定できないケースもあります。


▼光回線のメリット・デメリット

メリット
  • 通信速度が速く安定している
  • 通信量の制限がない
デメリット
  • 回線工事が必要になる
  • プロバイダによっては工事費がかかる


ホームルーター

ホームルーターとは、電波を送受信する端末を部屋内に設置して、インターネットに無線接続する通信方法のことです。

部屋のコンセントに挿して利用するタイプのため、回線工事は必要ありません。ただし、通信速度や通信量の制限については端末によって異なります。


▼ホームルーターのメリット・デメリット

メリット
  • 回線工事が必要なく、工事費がかからない
  • 即日利用が可能な場合もある
デメリット
  • 光回線に比べて通信が安定しないことがある
  • 接続できる台数や通信量が制限される場合がある


モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fi

モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fiとは、持ち運び可能な小型のルーターで電波を送受信して、インターネットに無線接続する通信方法です。

回線工事やコンセントへの差し込みは不要ですが、ほかの電波による影響を受けやすいため、光回線と比べて通信環境が安定しにくい場合があります。短時間のインターネット利用や、モバイル端末を使用する場合などに適しています。


▼モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fiのメリット・デメリット

メリット
  • 回線工事が必要なく、工事費がかからない
  • コンセントが近くにない場所でも無線接続ができる
  • 持ち運んで外出先や移動中に利用できる
デメリット
  • 光回線と比べて通信の不安定になりやすい
  • 接続できる台数や通信量に制限がある



社宅のインターネット環境を選ぶ際のポイント

社宅にインターネット環境を整備する際は、入居者の利用状況に応じて必要な通信方法や性能、契約期間などを選ぶことが重要です。確認しておくポイントには、以下の3つが挙げられます。


①通信速度とデータ通信量の上限を確認する

導入するインターネット回線を選定する際は、通信速度とデータ通信量の上限を確認することがポイントです。以下のようなケースでは、大容量のデータ通信を高速で行えるインターネット回線が必要です。


▼大容量かつ高速なデータ通信が必要になるケース

  • 動画を視聴する
  • Web会議を行う
  • 容量が大きいファイルの送受信を行う など


また、ホームルーターやモバイルWi-Fi・ポケットWi-Fiには、一定期間のデータ容量が定められており、上限を超えた際には通信制限がかかりインターネットへの接続が遅くなる可能性があります。

リモートワークの有無や入居者によるインターネットの利用状況を踏まえて、通信量に合ったインターネット回線とプランを選ぶことが必要です。


②プロバイダによる推奨接続台数を確認する

一つのインターネット回線に対して同時接続できる推奨台数を確認しておくことも必要です。

光回線のプロバイダや電波の送受信を行うルーターには、快適な通信速度を維持するために推奨台数を設定している場合があります。推奨台数を超えて接続すると、通信速度が遅くなることもあります。

また、ホームルーターやモバイルWi-Fi・ポケットWi-Fiのなかには、最大接続台数が定められている場合もあります。社宅で使用するパソコンやスマートフォンの台数を踏まえて選定することがポイントです。


③法人契約の期間を確認する

社宅のインターネット回線を法人契約で導入する際は、契約期間を確認しておくことが欠かせません。

契約期間はプロバイダによって異なりますが、最低利用期間が半年~1年ほどに設定されていることがあります。

転勤や退職などによって社宅を短期間で退去することになった際には、インターネット回線の解約が必要になり、違約金が発生する場合があります。



まとめ

この記事では、社宅のインターネット回線について以下の内容を解説しました。


  • 社宅にインターネット回線を導入する目的
  • 社宅に導入するインターネット回線の選択肢
  • 社宅のインターネット環境を整備する際のポイント


社宅にインターネット回線を導入する方法には、光回線やホームルーター、モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fiが挙げられます。快適なインターネット環境を整備することで、入居者の満足度向上や社内外へのアピール、リモートワークの推進につながります。

リモートワークの有無や入居者の利用状況などを踏まえたうえで、必要なインターネット環境を構築できる通信方法、プロバイダを選定することがポイントです。

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