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社有社宅・寮におけるファシリティ管理とは? 資産価値を最大化するために取り入れたい3つの活動

企業の経営基盤となる資源には、人・モノ・カネ・情報などが挙げられます。そのうち“モノ”には建物・設備・備品などの固定資産が含まれており、どのように運用するかによって経営コストや生産性に影響を及ぼします。

そこで欠かせない取り組みといえるのが“ファシリティ管理”です。

人事総務部門のご担当者さまのなかには「ファシリティ管理の対象には何が含まれるのか」「ファシリティ管理のためにはどのような活動を取り入れればよいのか」など疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。

この記事では、ファシリティ管理の概要や取り入れたい活動、社有社宅におけるファシリティ管理の必要性について解説します。


目次[非表示]

  1. 1.ファシリティ管理とは
  2. 2.ファシリティ管理で取り入れたい3つの活動
    1. 2.1.①建物や設備の定期的な点検・メンテナンス
    2. 2.2.②リニューアル・リフォーム・リノベーション
    3. 2.3.③セキュリティの強化
  3. 3.社有社宅にもファシリティ管理が必要
  4. 4.社宅のファシリティ管理を外部に委託することも可能
  5. 5.まとめ


ファシリティ管理とは

ファシリティ管理とは、企業が保有する建物・設備・備品などの固定資産を包括的に管理して経営活動に活用することです。

混同されやすい業務に“施設管理”がありますが、ファシリティ管理とは目的や対象とする領域が異なります。


▼ファシリティ管理と施設管理の違い


目的
対象
ファシリティ管理
固定資産の最適化
建物、建物内にある設備・備品、建物の使用環境 など
施設管理
建物の維持・保全
建物、建物内にある設備・備品


施設管理は、オフィスや社有社宅、倉庫などの不動産とそこに内包される設備・備品に対して維持管理と保全活動を行うことです。

これに対してファシリティ管理は、不動産に対してハード面の維持管理を行うだけでなく、これらを使用する環境、提供方法なども含めて経営的な視点から効率的に活用する考え方を指します。

ファシリティ管理によって建物や設備などを最適化して運用することで、労働環境の改善、業務効率の向上などのリターンを享受して、持続的な経営活動へと結びつくと期待できます。



ファシリティ管理で取り入れたい3つの活動

ファシリティ管理では、企業が保有する施設や設備、使用環境などにおいて資産価値の維持・向上を図るための活動が必要です。


①建物や設備の定期的な点検・メンテナンス

建物や設備の長寿命化を図るには、定期的な点検・メンテナンスを行い、必要に応じて修繕・補修を実施することが重要です。

また、防災の観点から建物の補修・改修や設備の入れ替えを実施することで、災害時の損害を抑えられるほか、安全に使用できる環境を維持できます。


▼建物に対する点検・メンテナンスの主な実施項目

  • 消防設備
  • エレベーター設備
  • 給水・排水設備
  • 浄化槽設備
  • 電気設備 など


なお、一定の条件に該当する建物や設備については法定点検が定められていますが、安全性を維持するには定期的な自主点検と修繕が必要といえます。


②リニューアル・リフォーム・リノベーション

オフィスや社有の施設についてリニューアル・リフォーム・リノベーションを実施することで、安全性・快適性・機能性などが向上して資産価値を高められます。


▼リニューアル・リフォーム・リノベーションの実施例

  • オフィスのレイアウト変更
  • 社有施設のリフォーム・リノベーション
  • オフィス内設備のリニューアル など


より安全かつ快適に施設や設備を利用できる環境をつくると、多様かつ効率的な働き方を実現したり、従業員のコミュニケーションが活性化したりして、組織によい影響をもたらすと期待できます。

また、建物内の設備をエネルギー効率のよい新しいものに交換すると省エネにつながり、近年におけるエネルギー価格の高騰にも対応でき、光熱費を抑えることが可能です。


③セキュリティの強化

ファシリティ管理の活動には、施設や設備に対するセキュリティを強化するための対策も含まれます。

オフィスや社有の施設に関係者以外の人物が容易に侵入できる状態になっていると、設備・備品が盗まれたり、重要な企業情報が外部に漏えいしたりするリスクがあります。

企業が保有する物的・知的資産と機密情報を守るために、セキュリティ対策を行うことが欠かせません。


▼ファシリティ管理におけるセキュリティ対策の例

  • 防犯カメラの設置
  • 入退室記録の管理
  • 社内パソコンへのセキュリティソフトの導入
  • 書類や備品を保管する棚・ボックスの施錠 など


施設内のセキュリティを強化することで安全に利用できる環境となり、従業員の安心感や働きやすさにもつながると考えられます。



社有社宅にもファシリティ管理が必要

社有社宅を戦略的に活用して経営や入居者へのよい影響につなげるために、ファシリティ管理を行うことが必要です。


▼社有社宅におけるファシリティ管理の目的

  • 資産価値の維持
  • 入居者の満足度向上
  • 知的生産性の向上 など


社有社宅の建物・設備について、定期的な保守点検や長期修繕計画に基づく修繕・補修・改修を行うことで、建物寿命が延伸して資産価値の維持につながります。安全かつ長期的に社有社宅を利用できるようになると、維持管理コストの最小化にも結びつきます。

また、設備の充実化や防犯性の向上などによって安心かつ快適に過ごせる居住環境を整備すると、入居者の満足度向上を図ることも可能です。魅力的な社有社宅を福利厚生として提供できれば、人材の定着化や優秀な人材の確保にもつながります。

知的生産性の向上も目的の一つです。住みやすい社有社宅の提供を通して、働きやすさの向上や入居者同士によるコミュニケーションの活性化を図ると、仕事へのモチベーションが高まったり、創造的な仕事に取り組んだりできるようになります。その結果、組織全体の活性化と成長につながります。

なお、社有社宅におけるリフォーム・リノベーションのポイントは、こちらの記事で解説しています。

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社宅のファシリティ管理を外部に委託することも可能

人事総務部門でのファシリティ管理に負担がかかっている場合には、外部の事業者に運用管理を委託することも可能です。

なかでも『リロケーション・ジャパン』では、社有社宅・社員寮の運用代行サービスにおいて、運用管理や維持管理に関するさまざまな業務を代行しています。


▼サポートしている業務の例

  • 入退去管理
  • 鍵管理
  • 入居物件の差配
  • 設備故障や不具合の修繕工事
  • 館内・敷地内の定期巡回
  • 法定点検を含む設備点検
  • 清掃業務 など


社宅担当者の業務負担を削減できるほか、入居者へのきめ細かなサポートによって従業員満足度の向上に貢献します。



まとめ

この記事では、ファシリティ管理について以下の内容を解説しました。


  • ファシリティ管理と施設管理の違い
  • ファシリティ管理で取り入れたい活動
  • 社有社宅におけるファシリティ管理の必要性
  • ファシリティ管理の外部委託について


企業が保有する固定資産を最適化して持続的な経営活動を行うには、建物・設備・備品などを包括的に運用するファシリティ管理が重要といえます。

社有社宅においても、資産価値の維持・向上や入居者の満足度向上、知的生産性の向上につなげるために、建物・設備・居住環境などを管理することが必要です。

また、社有社宅の運用管理に日々の業務負担が大きく、資産価値の向上や入居者の満足度向上に向けた施策まで手が回らないという方は、外部の事業者に委託することも一つの方法です。

リロケーション・ジャパン』の社宅管理サービスでは、社有社宅や社員寮の運用代行を行っています。建物・設備の維持管理や入居者への対応、社有社宅制度の見直しまでトータルサポートしています。

詳しくは、こちらをご確認ください。

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