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内見をしないで賃貸借契約を締結できる? 借上社宅の内見ができない際の対処方法

賃貸物件を借りる際には、直接物件まで足を運んで部屋の内部を確認する“内見”を行うことが一般的です。内見を行うことで、写真または物件資料で把握するのが難しい部屋の細部や日当たりなどの情報を把握できます。

しかし、借上社宅の場合には入居までの期間が限られていたり、遠方にある物件まで足を運べなかったりして内見を実施できないケースもあります。

借上社宅にする賃貸物件を探している人事総務部門ご担当者さまのなかには「内見をしないで賃貸借契約を交わせるのか」「内見をしないで契約する際にはどのように対処すればよいのか」などと気になる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、内見をしないで賃貸借契約を締結するケースやリスク、内見ができない際の対処方法について解説します。


目次[非表示]

  1. 1.賃貸借契約は内見をせずに締結できる
  2. 2.内見をしないで賃貸借契約を締結するリスク
    1. 2.1.写真や物件資料の印象と実物が異なる場合がある
    2. 2.2.周辺環境を確認できない
    3. 2.3.設備の劣化や傷を見逃してしまう
  3. 3.社宅を借り上げる際に内見ができない場合の対処方法
    1. 3.1.①対象の物件と同じ・似ている間取りの部屋を内見する
    2. 3.2.②地図や口コミサイトで周辺地域を調査する
    3. 3.3.③オンライン内見を依頼する
  4. 4.まとめ


賃貸借契約は内見をせずに締結できる

賃貸借契約は、内見を実施しなくても締結することが可能です。例えば、以下のようなケースでは内見をしないで賃貸借契約を締結することがあります。


▼賃貸物件の内見を実施しないケース

  • 物件の人気が高く、できるだけ早く申し込み・契約をしたい場合
  • 新築工事やリフォームの実施中で、部屋への立ち入りができない場合
  • 物件が遠方にあり、現地に出向くことが難しい場合


ただし、内見を実施しない場合には写真や物件資料を基に契約するかどうかを判断することになるため、さまざまなリスクにつながるおそれがあります。



内見をしないで賃貸借契約を締結するリスク

内見をしないで賃貸借契約を締結すると、住み始めてから「思っていた部屋と違った」と感じたり、写真や物件資料では把握できなかった問題が明らかになったりする場合があります。


写真や物件資料の印象と実物が異なる場合がある

内見をしない場合、写真や物件資料で見た部屋の印象と実物が異なる可能性があります。


▼実物と印象が異なる例

  • 写真では部屋の内部が広く見えるけれど、入居してみると狭く感じる
  • 写真では明るく見えるけれど、入居してみると日光が入らずに暗い


また、不動産の情報には、写真や物件資料と実物が異なる場合に実物を優先する“現況優先”という但し書きが記載されていることがあります。

現況優先の但し書きがある場合には、写真や物件資料と実物が異なっていても現況のまま引き渡されることになります。


周辺環境を確認できない

遠方の物件で現地に足を運べないケースでは周辺環境を確認できないため、入居してから住みにくさやプライバシーの問題に気づくリスクがあります。

現地に出向かないと確認が難しい情報には、以下が挙げられます。


▼現地に出向かないと確認が難しい情報

  • 隣家や周辺の施設からの騒音
  • 日当たり
  • 夜間の通行量
  • 隣家や通行人による視線 など


設備の劣化や傷を見逃してしまう

内見をせずに写真または物件資料だけ確認を済ませると、設備の劣化や傷を見逃してしまうリスクがあります。

物件資料に導入されている設備の種類が記載されていても、劣化状況や細かな傷などの情報については記載されていないこともあります。また、湿気によるカビや排水溝のにおいなどについても、現地でなければ確認が難しくなります。



社宅を借り上げる際に内見ができない場合の対処方法

社宅を借り上げる際に内見を実施できない場合には、その事情に応じてほかの確認方法を取り入れることが重要です。主な対処方法には、次の3つが挙げられます。


①対象の物件と同じ・似ている間取りの部屋を内見する

対象となる賃貸物件がリフォーム中で内見ができない場合には、同じ建物にある同じ間取りの部屋を内見する方法があります。

また、新築工事中でほかの物件も内見できない場合には、同じシリーズの賃貸物件の内見を依頼して、間取りや広さを確認する方法もあります。別の部屋を代わりに内見をすることで、写真や物件資料では把握しにくい情報を収集できます。


②地図や口コミサイトで周辺地域を調査する

物件が遠方にあり現地に足を運べない場合には、地図や口コミサイトで周辺地域を調査することが有効です。


▼地図や口コミサイトを用いて確認できること

  • 周辺道路の規模から交通量を推測する
  • 日光を遮る高い建物がないかを確認する
  • 周辺に騒音やにおいなどを発する施設がないかを確認する
  • 対象の物件に住んでいる、または住んでいた人の口コミから、物件の管理状況や入居者同士でのトラブルの有無を確認する
  • 周辺に住む人の口コミから、治安や利便性について調べる


物件の周辺環境を調査することで、その地域の治安や生活環境を調査して、暮らしやすい場所かどうかを判断する一助となります。


③オンライン内見を依頼する

遠方にある物件で現地に出向くことが難しい場合や、現地で内見するスケジュールを確保できない場合には、オンライン内見を依頼することも一つの方法です。

オンライン内見とは、不動産会社のスタッフが現地に足を運んで、ビデオ通話を介して入居希望者に物件を案内するサービスのことです。

現地に行かずに物件の内部をオンラインで確認できるため、写真や物件資料と比べると内部の劣化状況、日当たりなどを把握しやすくなります。

オンライン内見を依頼する際は、確認したい内容を不動産会社のスタッフに伝えておくことがポイントです。

なお、オンライン内見の注意点はこちらの記事で解説しています。

  【オンライン内見】 社宅導入をスムーズに進める4つの注意点 入居希望者が直接現地へ足を運ぶ必要がないため、遠方に住んでいても物件の状態を確認できますが、映像と実物の差が把握しづらい点が課題として挙げられます。 そのため、社宅の物件を探している担当者のなかには、「オンライン内見で決めても大丈夫か知りたい」「オンライン内見前に注意点を押さえたい」という方もいるのではないでしょうか。 この記事では、オンライン内見をするメリット・デメリットと注意点を解説します。 リロの社宅管理│業務削減効果90%以上のアウトソーシングサービス



まとめ

この記事では、借上社宅の内見について以下の内容を解説しました。


  • 賃貸借契約における内見の要否
  • 内見をしないで賃貸借契約を締結するリスク
  • 社宅を借り上げる際に内見ができない際の対処方法


賃貸借契約は内見をしなくても締結できますが、実物と印象が異なったり、写真や物件資料では分からなかった問題が明らかになったりするリスクがあります。

このようなリスクを防ぐには、内見ができない事情に応じて、ほかの方法で物件や周辺環境について調査・確認することが効果的です。ただし、内見をした場合でも、見落としがあったり、入居後に周辺環境が変わったりするため、すべてのリスクを防ぐことを目的にせず、譲れない条件や最低限回避したいリスクだけを明確にして確認することが望ましいでしょう。

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