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オンライン内見の注意点。社宅物件選びで失敗しないために確認するポイント

※2025年4月21日更新

オンライン内見は、不動産会社のスタッフが物件に足を運んで、ビデオ通話で入居希望者に物件を紹介するサービスです。

入居希望者が直接現地へ足を運ぶ必要がないため、遠方に住んでいても物件の状態を確認できますが、映像と実物の差が把握しづらい点が課題として挙げられます。

そのため、社宅の物件を探している担当者のなかには、「オンライン内見で決めても大丈夫か知りたい」「オンライン内見前に注意点を押さえたい」という方もいるのではないでしょうか。

この記事では、オンライン内見をするメリット・デメリットと注意点を解説します。

なお、賃貸借契約をオンラインで行う際の注意点はこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

  社宅の賃貸借契約をオンラインで行うには? 契約の流れや注意点とは 企業が借上社宅を運用する場合においても、不動産会社とオンラインで賃貸借契約を結んでスムーズに手続きを進められることが期待されています。この記事では、オンラインで賃貸借契約を行うメリットや手続きの流れ、注意点について解説します。 リロの社宅管理│業務削減効果90%以上のアウトソーシングサービス


目次[非表示]

  1. 1.オンライン内見のメリット・デメリット
  2. 2.オンライン内見の注意点
    1. 2.1.アプリやインターネット接続の設定をしておく
    2. 2.2.間取り図を基に家具・家電の配置を想定しておく
    3. 2.3.事前に見たい部分を伝えておく
    4. 2.4.現況優先・現状渡しのルールを理解しておく
  3. 3.社宅物件選びで失敗しない!オンライン内見で確認するポイント
    1. 3.1.①間取りや部屋の寸法
    2. 3.2.②水回り
    3. 3.3.③内装や室内設備
    4. 3.4.④共用部分のスペース・設備
    5. 3.5.⑤ベランダからの眺望
  4. 4.まとめ


オンライン内見のメリット・デメリット

オンライン内見は、「業務が忙しくて物件を見に行けない」「社宅を利用する従業員にも見てもらいたいが、スケジュールが合わない」などの課題を抱えている担当者の方におすすめの方法です。

現地に足を運ばなくても物件の状態が確認できる点が魅力のオンライン内見ですが、ほかにも以下のようなメリット・デメリットが挙げられます。


▼オンライン内見のメリット・デメリット

項目
詳細
メリット
  • 遠方の物件を内見できる
  • 移動の時間や費用を削減できる
  • 写真だけでは把握できない部分を見ることができる
  • 複数の担当者・従業員で確認できる
デメリット
  • オンライン内見では分からない部分がある
  • 対応している不動産会社が少ない
  • 通信環境が安定しない場合がある


オンライン内見は、移動時間や費用の削減につながり、業務の合間に確認できるため、内見の効率化を図れます。

また、「現地には行けないけれど、写真だけで判断するのは不安」という場合にも役立つサービスです。実際に入居する従業員が一緒に確認できる点もメリットの一つです。

一方、臭いや騒音、周辺環境などを把握しづらい場合もあります。すべての不動産会社がオンライン内見を行っているとは限らないため、内見できる物件が制限されてしまうこともデメリットの一つです。



オンライン内見の注意点

オンライン内見を行う際には、スムーズに内見を進められるようにあらかじめ準備しておくことが求められます。


アプリやインターネット接続の設定をしておく

オンライン内見は、パソコン・タブレット上でビデオ通話アプリを利用して行うため、利用環境を整えておく必要があります。

オンラインでの通信を行うためのインターネット環境を用意したうえで、事前にアプリをダウンロードして動作を確認することで当日のオンライン内見がスムーズに進みます。


間取り図を基に家具・家電の配置を想定しておく

オンライン内見を行う際には、間取り図を基に家具・家電の配置を想定しておくことが有効です。

オンライン内見の映像においては、空間の把握がしにくいとされます。間取り図から家具・家電の配置を決めておくことで空間のイメージがつきやすくなり、内見時に幅・長さを確認しておく箇所を明確にできます。


事前に見たい部分を伝えておく

オンライン内見をスムーズに進められるように、確認したいポイントを事前にまとめたうえで不動産会社の担当者に伝えておくことが重要です。

オンライン内見は、内装の汚れや質感など細かい部分の確認が難しいという課題があります。事前に気になる点を伝えておくことで、該当する箇所にカメラを回してもらえ、細かい確認が行いやすくなります。


現況優先・現状渡しのルールを理解しておく

不動産業界には、“現況優先”“現状渡し”と呼ばれるルールがあります。これらは「図面と異なっていても現地の間取りを優先する」という意味を持ちます。


▼現況優先・現状渡しが適用される例

  • 図面と方位が異なる
  • 図面と配置が異なる
  • 図面の間取りが反転している など


未内見やオンライン内見の場合は、物件の広告に記載がある間取りと異なる可能性があることから、部屋探しの際に一定の許容範囲を持っておく必要があります。



社宅物件選びで失敗しない!オンライン内見で確認するポイント

オンライン内見においては、現地における不動産会社の担当者に詳細な部分の撮影や寸法の計測を依頼できます。なお、画面録画が可能な場合は行っておくと、あとから時間をかけての検討が行いやすくなります。


①間取りや部屋の寸法

使用する家具・家電が部屋に入るかを確認するために、間取りや部屋の寸法を測っておく必要があります。

部屋の寸法が問題なくても、廊下の幅や段差、柱の位置などによって家具・家電の搬入が難しいケースもあるため、忘れずに計測することが欠かせません。


▼間取りや部屋の寸法における確認ポイント

  • 家具・家電を置く場所の寸法
  • クローゼットや収納棚の設置場所・寸法
  • ドアの開口サイズや開閉方向
  • 廊下の幅や段差
  • 柱の位置 など


②水回り

水回りにおける設備の種類や寸法は、使いやすさや快適性に影響します。

また、水回りは汚れや劣化が生じやすい場所でもあるため、細かく確認しておくことが求められます。


▼水回りにおける確認ポイント

  • 汚れや劣化の状態
  • 洗濯パンのサイズ
  • 水栓の種類や水圧
  • 給湯器の種類
  • 洗面台・キッチン・トイレの収納有無やサイズ
  • 温水洗浄便座の有無
  • 浴室乾燥機の有無 など


③内装や室内設備

内装や室内設備を確認しておくことで、入居するうえで必要な修繕や自前で用意する家電・器具などがつかみやすくなります。また、コンセントやアンテナ端子の位置は家電の配置にも影響します。


▼内装や室内設備における確認ポイント

  • 壁紙やフローリングの状態
  • エアコンの有無・設置場所
  • 照明器具の取りつけ位置
  • コンセントやアンテナ端子の位置 など


④共用部分のスペース・設備

エントランスや廊下、ごみ捨て場などの共有スペース・設備を見せてもらいます。

ほかの住民が利用する部分を見せてもらうことで、入居者のモラルやオーナー・管理会社の管理状況などが分かります。


▼共用部分のスペース・設備における確認ポイント

  • 郵便ポストのまわりにチラシが散乱していないか
  • ごみ捨て場が清潔に保たれているか
  • エントランスの掃除が行き届いているか
  • 駐車場、駐輪場にごみがないか など


⑤ベランダからの眺望

オンライン内見時には、ベランダからの眺望を確認することが欠かせません。

眺望を確認することで、間取り図や写真からは分かりにくい物件の周辺環境を把握しやすくなります。


▼ベランダからの眺望における確認ポイント

  • 前面道路の交通量
  • 周辺の隣家・建物の高さや距離
  • 日当たりや風通しの状況 など



まとめ

この記事では、オンライン内見について以下の内容で解説しました。


  • オンライン内見のメリット・デメリット
  • オンライン内見の注意点
  • オンライン内見で確認するポイント


オンライン内見は、遠方の物件でも実際に現地へ足を運ばずに内見できる便利なサービスです。オンライン内見後にそのまま契約して、失敗するケースも少なくありません。

しかし、内見を一切せずに契約する場合と比較すれば、「失敗した」という声は少ないため、注意点を押さえて事前に準備しておくことで、失敗するリスクを最小限に抑えられます。

また、オンライン内見のほかにも、録画済みの動画やパノラマ写真を閲覧して内装を確認できるサービスもあります。

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