【オンライン内見】 社宅導入をスムーズに進める4つの注意点
オンライン内見は、不動産会社のスタッフが物件に足を運んで、ビデオ通話で入居希望者に物件を紹介するサービスです。
入居希望者が直接現地へ足を運ぶ必要がないため、遠方に住んでいても物件の状態を確認できますが、映像と実物の差が把握しづらい点が課題として挙げられます。
そのため、社宅の物件を探している担当者のなかには、「オンライン内見で決めても大丈夫か知りたい」「オンライン内見前に注意点を押さえたい」という方もいるのではないでしょうか。
この記事では、オンライン内見をするメリット・デメリットと注意点を解説します。
目次[非表示]
- 1.オンライン内見のメリット・デメリット
- 2.オンライン内見の注意点
- 2.1.①確認したいポイントをまとめる
- 2.2.②設置できる家具・家電の寸法を確認する
- 2.3.③内見に必要なアプリの動作を確認する
- 2.4.④共有スペース・設備も見せてもらう
- 3.まとめ
オンライン内見のメリット・デメリット
オンライン内見は、「業務が忙しくて物件を見に行けない」「社宅を利用する従業員にも見てもらいたいが、スケジュールが合わない」などの課題を抱えている担当者の方におすすめの方法です。
現地に足を運ばなくても物件の状態が確認できる点が魅力のオンライン内見ですが、ほかにも以下のようなメリット・デメリットが挙げられます。
▼オンライン内見のメリット・デメリット
項目 |
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メリット |
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デメリット |
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オンライン内見は、移動時間や費用の削減につながり、業務の合間に確認できるため、内見の効率化を図れます。
また、「現地には行けないけれど、写真だけで判断するのは不安」という場合にも役立つサービスです。実際に入居する従業員が一緒に確認できる点もメリットの一つです。
一方、臭いや騒音、周辺環境などを把握しづらい場合もあります。すべての不動産会社がオンライン内見を行っているとは限らないため、内見できる物件が制限されてしまうこともデメリットの一つです。
オンライン内見の注意点
オンライン内見は、映像で確認できる点は魅力的ですが、不動産会社の担当者が映すため、確認したい部分をすべて見られない可能性もあります。
契約後に後悔しないように、オンライン内見で確認しておきたい注意点を4つ紹介します。
①確認したいポイントをまとめる
1つ目は、オンライン内見をスムーズに進められるように、確認したいポイントを事前にまとめておくことです。
▼不動産会社に確認したいポイント例
- シャワーの水圧
- クローゼットの広さ
- シンク下の収納
- 建物周辺の交通量
- ベランダからの眺望
- 近隣の生活音
オンライン内見は、内装の汚れや質感など細かい部分の確認が難しいという課題があります。また、不動産会社の担当者が主導でカメラを回すため、事前にメモを用意して気になる点を書き出しておくことで、聞き忘れと物件の確認漏れの防止につながります。
周辺環境の確認も重要なポイントです。リアルタイムで周辺環境を映してもらったり、音の聞こえ方を確認してもらったりすることで、入居後との乖離を防ぎます。
②設置できる家具・家電の寸法を確認する
2つ目は、物件の広さ次第では、搬入・設置できる家具・家電が限られるため、正確な寸法を確認することが大切です。
会社で家具・家電まで用意して設置する場合、ドアや廊下、窓の幅などを不動産会社の担当者から教えてもらうと、その後の社宅導入がスムーズに進みます。また、エレベーターがあれば、開口部分や内部の寸法を測ってもらうことをおすすめします。
③内見に必要なアプリの動作を確認する
3つ目は、オンライン内見時に使用するアプリが問題なく使用できるか確認しておくことです。
事前にアプリをダウンロードして、登録状況や動作などを確認することで、当日のオンライン内見がスムーズに進みます。
アプリだけでなく、パソコンやタブレットなどの端末も問題なく起動するかの確認も必要です。
④共有スペース・設備も見せてもらう
4つ目は、エントランスや廊下、ごみ捨て場などの共有スペース・設備を見せてもらうことです。
ほかの住民が利用する部分を見せてもらうことで、入居者のモラルやオーナー・管理会社の管理状況などが分かります。
▼確認するポイント
- 郵便ポストのまわりにチラシが散乱していないか
- ごみ捨て場が清潔に保たれているか
- エントランスの掃除が行き届いているか
- 駐車場、駐輪場にごみがないか など
まとめ
この記事では、オンライン内見について以下の内容で解説しました。
- オンライン内見のメリット・デメリット
- オンライン内見の注意点
オンライン内見は、遠方の物件でも実際に現地へ足を運ばずに内見できる便利なサービスです。オンライン内見後にそのまま契約して、失敗するケースも少なくありません。
しかし、内見を一切せずに契約する場合と比較すれば、「失敗した」という声は少ないため、注意点を押さえて事前に準備しておくことで、失敗するリスクを最小限に抑えられます。
また、オンライン内見のほかにも、録画済みの動画やパノラマ写真を閲覧して内装などを確認できるサービスもあります。
なお、こちらの記事では、賃貸市場における不動産(住宅・土地)のうち、賃貸住宅に関する繁忙期と閑散期、それぞれの時期に物件を探すメリット・デメリットについて解説しています。併せてご覧ください。
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