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【社宅の防犯対策】物件選びで押さえておきたい4つの防犯設備

福利厚生を充実させることは、従業員満足度の向上や、採用時の企業アピールにおいて重要な要素の一つです。なかでも社宅は、従業員の住居費用の負担を小さくできるのが強みです。

特に、防犯対策が充実した社宅は、セキュリティ面の不安が減るため、魅力的な福利厚生といえます。

社宅用の物件をお探し中で、「防犯対策の整った物件を選びたい」「物件選びの判断基準にできる防犯設備を知りたい」とお考えの担当者の方もいるのではないでしょうか。

この記事では、社宅用の物件選びで確認しておきたい防犯設備や、防犯対策が充実した物件を選ぶメリットについて解説します。


目次[非表示]

  1. 1.物件選びで押さえておきたい4つの防犯設備
    1. 1.1.①防犯・監視カメラ
    2. 1.2.②オートロック付きのエントランス
    3. 1.3.③ピッキングされにくい鍵
    4. 1.4.④モニター付きインターホン
  2. 2.防犯対策が充実した物件を選ぶメリット
    1. 2.1.①一人暮らしを不安に思う従業員へのフォローになる
    2. 2.2.②採用時の企業アピールになる
  3. 3.まとめ


物件選びで押さえておきたい4つの防犯設備

冒頭で説明したように、社宅は従業員にとってメリットが多い福利厚生の一つです。

しかし、セキュリティ面はどうでしょうか。借上社宅の場合、築年数が古い社宅や、ほかの従業員が近所に住んでいないケースもあり、セキュリティ面に不安が残ることもあります。

従業員が安心して暮らせるようにするには、防犯対策が充実した物件を選ぶことが大切です。

ここでは、社宅用物件を選ぶ際に確認しておきたい4つの防犯設備について解説します。


①防犯・監視カメラ

防犯・監視カメラは、防犯対策として代表的な設備の一つです。

トラブルが発生した際に管理人や警備員がすぐに駆けつけられるだけでなく、画像・動画を加害者を特定する際の証拠として役立てられます。

防犯・監視カメラには複数の種類があり、それぞれ特徴が異なります。主な種類と特徴は以下のとおりです。


▼防犯・監視カメラの種類と特徴

種類
特徴

ネットワークカメラ

  • インターネットを通じて映像を送信できる
  • HDDやDVD、SDカードなどに記録できる
  • 高画質で見やすい
AHDカメラ
  • リーズナブルな価格でHD画質・フルHD画質を導入できる
  • 画質は一般的に200万画素程度
ドームカメラ
  • 半球型で見た目の圧迫感を少ない
  • 防水・暗所撮影・赤外線照射など複数のタイプがある
  • 広範囲で撮影できる
箱形カメラ
  • 高性能でレンズのつけ替えによって画角の変更ができる
  • 夜間や逆光、遠距離の撮影に特化したタイプもある
簡易接続IPカメラ
  • パソコンやスマートフォンを利用して遠隔地から制御できる
  • カメラを左右に動かせるタイプもある
赤外線カメラ
夜間・暗所の撮影に特化している


マンション等の集合住宅の場合など、不特定多数の人が出入りするエントランスやエレベーターなどに防犯カメラが設置されている物件を選ぶことで、社宅のセキュリティ強化につながります。


②オートロック付きのエントランス

オートロック付きのエントランスは、外から扉を開ける場合、鍵や暗証番号を使用するか、内側から住人に鍵を解除してもらう必要があります。オートロックに使われる鍵には以下のような種類があります。


▼鍵の種類と特徴

鍵の種類
特徴
集合キー式
  • 玄関とエントランスの両方を開錠できる
  • 手軽だがセキュリティは弱い
暗証番号式
  • エントランスに設置されているテンキーに暗証番号を打ち込んで開錠する
  • 第三者に盗み見られる可能性があるため開錠時は注意が必要
カードキー式
  • カードで開錠する
  • 磁気カード式と非接触ICカード式がある
  • 非接触ICカードの場合は連動するスマートフォンのアプリで開錠できる
ハンズフリー式
  • ICチップ搭載のタグや鍵を受信機に近づけて開錠する
  • 両手がふさがっている場合でも開錠できる


オートロック付きのエントランスは、不審者が侵入しづらく、セールスや勧誘対策にも効果的です。


③ピッキングされにくい鍵

社宅用物件を選ぶ際は、部屋のドアにどのような鍵が使われているか確認することも重要です。

ピッキングされにくい鍵を選ぶことで、空き巣被害を防ぐことが期待できます。鍵の種類と特徴は、以下のとおりです。


▼鍵の種類と特徴

鍵の種類

特徴
ディンプルキー
表面に大小のくぼみ(ディンプル)がある
電気錠
鍵が発する電波を利用して開錠する
スマートキー
スマートフォンと鍵を連動させて施錠・開錠する
ディスクシリンダーキー
先端が尖っていて、側面がギザギザしている


これらのうち、特に防犯性が高いのは、くぼみとピンの組み合わせが1,000億通り以上あるディンプルキーや、鍵穴がないためピッキングの心配がない電気錠です。

また、スマートキーは鍵を持ち歩く必要がないため、紛失の心配がありません。借上社宅においては、鍵の種類を問わず、貸主・管理会社に入退去時の鍵交換を依頼相談することも、防犯性を高めるうえで重要です。


なお、こちらの記事ではスマートロックのメリットとデメリットについて詳しく解説しています。併せてご覧ください。

  社宅にはスマートロックが便利? メリットとデメリットを紹介 物理的な鍵を使用せず、スマートフォンやICカードで施錠・解錠ができる“スマートロック”に高い関心が寄せられています。 鍵の閉め忘れを防止できるオートロック機能搭載のものもあり、防犯性や利便性に優れているというメリットがあります。その一方で、デメリットもあるため導入前の検討は不可欠です。 この記事では、スマートロックのメリットとデメリットについて詳しく解説します。 リロの社宅管理│業務削減効果90%以上のアウトソーシングサービス


④モニター付きインターホン

セキュリティ面を重視する場合、物件にモニター付きインターホンが設備されているか否かも確認したい点です。

インターホンを押した人が自動的に室内のモニターに映し出されるため、鍵を開ける前に訪問者の姿を確認できます。

近年は、より広範囲を映し出せる広角カメラや、訪問者の画像を記録する自動録画機能、周囲を照らすLEDライトなど、複数の機能が搭載されている高性能インターホンも発売されています。

モニター付きインターホンが整備された物件を選ぶことで、社宅の防犯対策を充実させることが可能です。



防犯対策が充実した物件を選ぶメリット

社宅の防犯対策は、従業員が安心して生活するために欠かせないポイントです。では、防犯対策が充実した物件を社宅にすることで、企業側にどのようなメリットがあるのでしょうか。


①一人暮らしを不安に思う従業員へのフォローになる

マンション等の集合住宅を借上社宅にした場合、、同じ会社の従業員以外にも入居者がいます。そのため、感覚としては一般的な一人暮らしと変わりません。

従業員のなかには、初めての一人暮らしでセキュリティ面に不安を感じる方もいますが、防犯設備の整った物件を選ぶことで安心につながります。

また、防犯対策を含む福利厚生を充実させることで、「会社が自分や自分の家族を大切に考えてくれている」と感じて、従業員満足度の向上につながることも期待できます。


②採用時の企業アピールになる

社宅を含む住宅関連の福利厚生は人気があるため、求人募集時の訴求効果が期待できます。

仕事内容や給与が同条件の場合、福利厚生が充実していることが企業のアピールポイントとなります。

また、遠方の求職者や、入社する際に一人暮らしを検討する方に対して、防犯整備を意識した物件紹介を行うなどの配慮が必要になると考えられます。



まとめ

この記事では、社宅用物件の防犯対策について、以下の項目を解説しました。


  • 物件選びで押さえておきたい4つの防犯設備
  • 防犯対策が充実した物件を選ぶメリット


福利厚生の一環として社宅を用意する場合、防犯対策の整った社宅を選ぶことで従業員満足度の向上を目指すことが可能です。

防犯・監視カメラやオートロック付きのエントランス、ピッキングされにくい鍵、モニター付きインターホンなどの設備が整っている物件なら、従業員のセキュリティ面に対する不安を緩和できます。

また、自社で社宅用の物件探しや社宅管理を行うのが難しい場合は、管理代行会社に委託するのもおすすめです。

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