catch-img

社宅の快適な室内環境で満足度向上! 従業員に喜ばれる部屋の条件とは

福利厚生の一環として社宅を提供する際には、従業員にとって快適と思える室内環境を確保する必要があります。

間取りや設備などに不満があると、社宅制度を利用してもらえなかったり、住み始めてから退去を希望されたりする可能性も考えられます。

人事総務部門のご担当者さまのなかには、「従業員の満足度につながる室内環境はどのようなものか」「社宅の部屋探しや改修を行う際のポイントはあるか」などと気になる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、借上社宅または社有社宅を提供する際に押さえておきたい、従業員に喜ばれる部屋の条件について解説します。

なお、社有社宅のリフォーム・リノベーションについてはこちらの記事をご確認ください。

  リフォーム・リノベーションできる社宅の種類は? 改修・改良のメリットと住みやすさを向上するポイント 築年数が古く設備が老朽化している社宅は、従業員に入居してもらえず空室が増えることがあります。老朽化や空室の対策方法として、社宅のリフォーム・リノベーションが挙げられます。今回は、リフォーム・リノベーションできる社宅の種類や改修・改良のメリット、住みやすさを向上するポイントについて解説します。 リロの社宅管理│業務削減効果90%以上のアウトソーシングサービス


目次[非表示]

  1. 1.生活の質を左右する社宅の室内環境
  2. 2.従業員に喜ばれる部屋の条件
    1. 2.1.①生活しやすい間取りになっている
    2. 2.2.②十分な収納スペースがある
    3. 2.3.③生活導線が整っている
    4. 2.4.④機能性の高い水回り設備が備わっている
    5. 2.5.⑤防犯設備が備わっている
  3. 3.まとめ


生活の質を左右する社宅の室内環境

社宅の室内環境は、そこに暮らす従業員の生活の質を左右する重要な要素の一つです。

社宅制度は、入社や転勤の際に生活費の一部となる住居費の負担を抑えられることが魅力といえます。しかし、住居費を節約できることだけではなく、“快適に暮らせるか”“住み心地がよいか”といった環境面を重視する従業員もいます。

以下のような社宅は、従業員から敬遠されてしまい社宅制度の利用率低下につながる可能性があります。


▼従業員から敬遠されやすい社宅の特徴

  • 社宅の間取りが狭い、または現代の生活様式に合っていない
  • 設備・建具が老朽化しており、見た目や性能が悪い
  • 日当たりが悪く室内が暗い印象がある など


社宅の提供を通して満足度の向上につなげるには、快適に過ごせる室内環境を確保することが必要です。従業員に喜ばれる部屋にすると、社宅制度の利用希望者が増えることも期待できます。



従業員に喜ばれる部屋の条件

従業員に喜ばれる室内環境を確保するには、間取りや収納スペース、生活導線、設備の機能性などを考慮することがポイントです。

ここからは、借上社宅の選定や社有社宅の導入、またはリフォーム・リノベーションを行う際に押さえておきたい部屋の条件について解説します。


①生活しやすい間取りになっている

入居する人数に応じた部屋数や広さが確保された間取りは、社宅での生活のしやすさに直結します。また、現代の生活様式に合った間取りにすると、居住性の向上につながります。


▼入居人数に応じた一般的な間取り

入居人数
間取り
1人暮らし
1R・1K・1DK・1LDK
家族2~3人
2DK・2LDK
家族4人まで
3DK・3LDK
家族5人以上
4DK・4LDK


また、間取りのほかにも以下の設備が備わっている部屋は、居住性や利便性が高まります。


▼生活のしやすさが向上する設備例

  • エレベーター
  • 宅配ボックス
  • 24時間利用できるゴミ置き場
  • インターネット無料 など


なお、間取りの表記方法は統一されていますが平米数は地域や物件によって大きく異なるため、注意が必要です。

社宅の平均的な間取りについてはこちらの記事で解説しています。

  【社宅管理者向け】社宅の平均的な間取りとは? 従業員から喜ばれる条件 社宅は、主に単身者・家族向けの物件に分けられており、間取りもさまざまです。間取りや広さに決まりはないため、企業の方針や従業員の要望に合わせて選択できます。 社宅制度の導入を検討しているものの、「どれくらいの間取りを用意すればいいのだろうか」「間取り以外の条件を知りたい」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。 この記事では、社宅の平均的な間取りをはじめ、従業員が重視するポイントや従業員に喜ばれる部屋の条件について解説します。 リロの社宅管理│業務削減効果90%以上のアウトソーシングサービス


②十分な収納スペースがある

収納スペースが広い、または豊富な部屋は、モノの片付けや掃除がしやすいことから荷物が多い従業員に喜ばれます。


▼喜ばれやすい収納スペースの例

  • 大容量の壁面クローゼット
  • シューズクローゼット
  • ウォークインクローゼット
  • 食器や食品を収納できるパントリー など


収納スぺースが充実した部屋では、新たに収納家具を設置するスペースを減らせるため、部屋を広く使えるというメリットもあります。

なお、家具家電つきの社宅についてはこちらの記事で解説しています。併せてご確認ください。

  家具家電付き社宅のメリット・デメリットと従業員に貸し出す際の注意点 単身者向け、または従業員の負担を軽減するために、家具家電といった生活備品付きの社宅を検討している担当者の方もいるのではないでしょうか。 家具家電付きの社宅には、メリット・デメリットがあり、その両面を把握したうえで導入を検討することが大切です。 リロの社宅管理│業務削減効果90%以上のアウトソーシングサービス


③生活導線が整っている

スムーズな生活導線が整っている部屋は、日々の生活や家事がしやすくなり利便性の向上につながります。


▼生活導線が整った部屋の例

  • 浴室・洗面台・トイレが近くにまとまっている
  • 洗濯機置き場が部屋の中にあり、ベランダまで短距離で移動できる
  • リビングやキッチンからの視線や音が届きにくい場所に寝室がある など


テレワークをする従業員の場合は、仕事と生活の空間を切り離しやすいことも重視されやすくなります。


④機能性の高い水回り設備が備わっている

キッチンや洗面台、浴室、トイレなどの水回り設備は、生活のなかで毎日使用することから、機能性が重視されやすいといえます。

製造年が古く老朽化が進んでいる水回り設備は、見た目の印象が悪くなるほか、使いにくさによってストレスを感じたり、故障・不具合のリスクにつながったりする可能性があります。


▼従業員に喜ばれやすい水回り設備の例

  • 2~3口のIHまたはガスコンロ
  • 浴室乾燥機つきのシステムバス
  • 独立洗面台
  • 温水洗浄便座
  • 追い焚き機能 など


従業員の快適な生活をサポートするには、使い勝手がよく機能性が高い水回り設備がある部屋にすることがポイントです。


⑤防犯設備が備わっている

社宅を提供するうえで、従業員の安全安心な生活を守ることは欠かせません。共用部分だけでなく室内にも防犯設備が備わっている部屋は、従業員の安心感につながると考えられます。


▼室内への防犯設備の例

  • モニターつきインターフォン
  • ディンプルシリンダー錠
  • 玄関ドアの2重ロック
  • 窓の防犯錠
  • 廊下の防犯カメラ など



まとめ

この記事では、社宅の室内環境について以下の内容を解説しました。


  • 生活の質を左右する社宅の室内環境
  • 従業員に喜ばれる部屋の条件


社宅の室内環境は、従業員が快適に生活を送るために欠かせない要素の一つです。設備・建具が劣化していたり、間取りが生活様式に合わなかったりする部屋は、従業員から敬遠されることがあります。

従業員に喜ばれる部屋にするには、間取りや収納スペース、生活導線、水回り設備、防犯設備などを考慮して、快適性で利便性の高い住環境を確保することがポイントです。

リロケーション・ジャパン』の社宅管理サービスでは、借上社宅のフルアウトソーシングや社有社宅の運用代行などを行っております。物件の管理やきめ細かなサポートで従業員の快適な暮らしを実現して、満足度の向上に貢献します。

詳しくは、こちらの資料をご確認ください。

  社宅制度と住宅手当の メリット・デメリット 採用戦略の一つとして欠かせない福利厚生制度。その中でも広く認知されている、住宅にまつわる福利厚生制度について、代表的な社宅制度と住宅手当制度の違いを解説いたします。 こんな方におすすめ ・住宅福利厚生制度の見直しを検討なさっている方 ・借上社宅や住宅手当の現状に興味がある方 ・社宅制度・住宅手当制度の違いを学びたい方 リロの社宅管理│業務削減効果90%以上のアウトソーシングサービス

サービス概要資料


お役立ち関連資料


人気記事ランキング


最新公開記事


2024年引越し問題ページ

pagetop