【社有社宅・社員寮】食事提供サービスを導入するメリットとおすすめのサービス
現在、さまざまな企業で従業員の健康向上の取組みが推進されており、従業員が健康で働きやすい職場環境をつくることが経営における大切なポイントです。
そうしたなか、食生活・食習慣の改善に向けた施策として、社有社宅・社員寮(以下、社宅)での食事提供を行っている企業も少なくありません。
社宅の運営にあたって、入居者への食事提供を行い、健康管理の促進や従業員満足度の向上につなげたいと考えている人事・総務担当者の方もいるのではないでしょうか。
この記事では、社宅の食事提供サービスをはじめ、導入するメリットやおすすめのサービスについて解説します。
健康な食生活を阻む原因
栄養バランスに配慮した食生活は、心と体の健康を維持するための重要な要素です。食生活が乱れると、栄養不足や肥満につながったり、生活習慣病を発症したりするリスクがあります。
特に、交代勤務・夜勤などの業務時間が不規則になる従業員は、欠食や野菜不足などで、食生活が乱れやすくなります。
厚生労働省の『令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要』によると、健康な食習慣を妨げる原因として、以下が挙げられています。
▼健康な食習慣を妨げる原因(男女20歳以上)
原因 |
割合(%) |
仕事(家事・育児等)が忙しくて時間がないこと |
27.5% |
面倒くさいこと |
25.3% |
経済的に余裕がないこと |
8.3% |
外食が多いこと |
5.2% |
自分を含め、家で食事を用意する人がいないこと |
5.2% |
そのほか・特にない |
46.1% |
厚生労働省『令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要』を基に作成
このように、仕事で忙しい、面倒くさい、経済的な余裕がない、外食が多いなどの理由で、健康な食生活ができていない人が多いことが分かります。
出典:厚生労働省『令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要』『日本人の長寿を支える「健康な食事」』『職場における心とからだの 健康づくりのための手引き~事業場における労働者の 健康保持増進のための指針~ 』/農林水産省『ちょうどよいバランスの食生活』/e-ヘルスネット『生活習慣病とは?』
社宅の付加価値となる食事提供
社宅の付加価値の創出につながる方法の一つに、入居者に向けた食事提供が挙げられます。
社宅での食事提供は、生活習慣病の予防や、従業員の健康維持・増進を図ることを目的に、福利厚生の一環として取り入れられています。また、食事を通じて従業員の健康管理をサポートできる環境は、社宅の付加価値創出や入居者の満足度向上などにもつながると考えられます。
食事の提供にあたっては、社宅内に食堂を設営するほかにも、販売や配送によって提供するサービスが登場しています。
そのほか、社宅の付加価値につながる方法として、家具・家電の貸し出しも挙げられます。詳しくは、こちらの記事で解説しています。
社宅で食事提供を行うメリット
社宅で食事提供を行うことは、企業と従業員の双方にメリットがあります。
▼企業と従業員のメリット
区分 |
メリット |
企業 |
|
従業員 |
|
社宅で食事提供することで、外食するよりも安価に、かつ自炊の時間がない場合にも手軽に食事を摂れます。これにより、企業にとっては従業員満足度の向上につながります。
また、食生活の改善をサポートしている企業として、人材確保に向けたアピールができることもメリットの一つです。
一方、社宅に住む従業員にとっては、食生活・食習慣の改善や生活習慣病の予防などの効果が期待できます。「自炊が苦手」「仕事が忙しくて調理の時間がない」という従業員も、美味しい食事を手軽に摂れます。
手軽に導入できる“設置販売型食事サービス”がおすすめ
社宅で食事提供を行うにあたって、館内に調理場を設ける場所がない場合には、設置販売型食事サービスの導入がおすすめです。
社宅に食堂・調理場を設営するには、工事費用やキッチン設備費用、調理スタッフの人件費などの費用がかかります。
設置販売型食事サービスであれば、冷凍庫と電子レンジを設置するスペースの用意だけで、簡単にサービスを導入できます。また、従業員が好きな時間帯に購入して食べられるため、部署やチームによって勤務時間が異なる職場にも適しています。
さらに、設置販売型食事サービスでは、以下のような食事の設置・補充を行ってくれるサービスもあります。
▼サービス導入で対応してもらえる業務
- 冷凍庫と電子レンジの貸与・設置
- 商品の補充と入れ替え
- 消耗品(耐熱皿・割り箸・スプーンなど)の補充
- 商品代金の回収
これらの業務を代理してもらうことで、社宅管理社内担当者が行う管理業務の負担も削減できます。
なお、社宅の管理にはさまざまな業務が発生します。管理人の業務内容については、こちらの記事をご確認ください。
まとめ
この記事では、社宅での食事提供について以下の内容を解説しました。
- 健康な食生活を阻む原因
- 社宅の付加価値創出につながる食事提供
- 社宅で食事提供を行うメリット
- 設置型食事提供サービスについて
社宅で食事提供を行うことで、自炊が苦手な人や忙しい人でも、美味しく栄養のある食事を摂れるようになり、食生活・食習慣の改善につながります。
企業にとっては、福利厚生の充実で従業員満足度の向上や人材確保の促進につながることが期待できます。
食事提供を行うにあたって、社宅で食堂や調理場の設営・運用が難しい場合や、低コストで導入したい場合には、設置販売型食事提供サービスを導入するのもおすすめです。
『リロケーション・ジャパン』の社宅管理サービスは、独自のノウハウによる円滑な施設運営をサポートいたします。また、社宅導入を検討している企業さま、社宅に社員食堂の導入を検討している企業さまに向けて、設置販売型食事サービスもご用意しております。ご不明点がございましたら、こちらからお問い合わせください。