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新入社員が安心して暮らせる社宅に求められる2つの要素と導入メリット

全国に事業所がある企業や転勤が多い企業では、福利厚生の充実を図るために社宅制度の導入を検討しているところもあるのではないでしょうか。

また、地方出身者や大学卒業まで学生寮で暮らしている新入社員は、入社を機に引越し・一人暮らしを始める人もいます。「入社先で安心して住める住環境をスムーズに見つけたい」「経済的な負担を抑えたい」といった理由から、社宅への入居を希望する新入社員も少なくありません。

しかし、社宅の設備・住環境によっては、暮らしやすさの面で新入社員から不満が出るケースもあるため、安心かつ快適に暮らせるような住環境づくりが求められます。

この記事では、企業の社宅担当者に向けて、新入社員が安心して暮らすために求められる社宅の要素と、喜んでもらえる要素、社宅制度を導入するメリットについて解説します。


目次[非表示]

  1. 1.新入社員が安心して暮らせる社宅に求められる要素
    1. 1.1.①防犯設備が整っている
    2. 1.2.②災害時の備えがある
  2. 2.新入社員に喜んでもらえる社宅に求められる要素
    1. 2.1.①家具・家電が付いている
    2. 2.2.②食事提供のサービスがある
  3. 3.魅力的な社宅は企業側にもメリットがある
  4. 4.まとめ


新入社員が安心して暮らせる社宅に求められる要素

新入社員が社宅で安心して暮らすためには、生活環境の安全性を確保することがポイントです。

安心して暮らせる社宅に求められる主な要素としては、以下が挙げられます。


①防犯設備が整っている

社宅の防犯設備は、新入社員が安心して暮らせる住環境を整えるための要素の一つです。初めて一人暮らしをする新入社員のなかには、社宅のセキュリティ面に不安を感じる人も少なくありません。

防犯設備が整っている物件は、安心感を持ってもらえるほか、新入社員の家族から企業に対する信頼を得ることにもつながります。

セキュリティを高めるための有効な防犯設備として、以下が挙げられます。


▼防犯設備

  • エントランスのオートロック
  • モニター付きインターホン
  • 共有部分の防犯カメラ
  • ピッキングを防止する鍵(ディンプルキー、スマートキーなど)


社宅の防犯設備については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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②災害時の備えがある

火災や地震などの災害が発生した場合の備えが適切に行われていることも、社宅に求められる重要な要素です。

企業には、従業員の生命・身体の安全を確保して働けるように配慮する義務があります。

従業員の安全を確保するためには、災害時の備えや、防災設備を整えることが重要です。備えをしておくことで、万が一災害が発生した場合にも被害を最小限に抑えられます。

社宅に必要な備えには、以下が挙げられます。


▼災害時の備え

  • 緊急避難場所・ハザードマップの掲示
  • 非常用防災バッグの用意
  • 転落防止金具の設置
  • 防火・防排煙設備、消火設備、自動火災報知設備の設置


社宅の防災対策については、こちらの記事をご確認ください。

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出典:e-Gov法令検索『労働契約法



新入社員に喜んでもらえる社宅に求められる要素

新入社員が暮らす社宅には、安心できる要素のほか、利便性の確保や日常生活をサポートするサービスを提供することも大切です。ここでは、新入社員に喜んでもらえる社宅の要素を2つ紹介します。


①家具・家電が付いている

新入社員に喜ばれる社宅の要素として、家具・家電が付いていることが挙げられます。初めて一人暮らしをする新入社員にとって、生活に不可欠な家具・家電を新たに購入することは、経済的な負担になりがちです。

社宅の標準設備として家具・家電を備えることで、新入社員の経済的負担の軽減、引越し費用の削減につながるため、満足度の向上が期待できます。

また、新入社員本人のエンゲージメント向上やレピュテーションリスクの低下、家族の企業に対する信頼感・安心感につながるといった点でも有効です。

社宅に備えておくとよい家具・家電には、以下が挙げられます。


▼社宅に備える家具・家電

  • 生活家電:冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビなど
  • 家具:ベッド、テーブル、カーテンなど


家具・家電付き社宅のメリット・デメリットについては、こちらの記事をご確認ください。

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②食事提供のサービスがある

食事提供のサービスも、社宅を利用する新入社員に喜ばれる要素の一つといえます。自炊が苦手、または仕事が忙しい新入社員のなかには、コンビニエンスストアや飲食店で簡単に食事を済ませる人もいると考えられます。

栄養バランスが偏った食事が続いた場合、体調不良や生活習慣病などにつながるおそれがあり、仕事にも影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。

社宅で栄養に配慮した食事を提供することで、食事に関する家事の負担を削減できるほか、生活習慣病の予防にもつながります。

社宅での食事提供サービスには、主に3つの種類があります。


▼食事提供サービスの種類

  • 食堂の運営
  • 設置型の社食サービスの提供
  • デリバリー型(お弁当配達)の食卓サービスの提供


社宅での食事提供については、こちらの記事で解説しています。

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魅力的な社宅は企業側にもメリットがある

防犯・防災設備をはじめ、家具・家電付き、食事提供サービスなどがある社宅は、安心して暮らせる住環境となり、新入社員にとって魅力的だと考えられます。

このような社宅を導入することは、企業側にもメリットがあります。福利厚生の一環として魅力的な社宅制度を導入することで、人材採用時にアピールできるようになります。

近年では、リモート面接の普及によって、多くの企業で遠隔採用ができるようになりました。地方に住む学生を新入社員として採用する際、安心して暮らせる社宅の提供は大きな強みとなります。

また、安心かつ快適に暮らせる設備・住環境が整った社宅は、従業員の満足度向上につながり、離職の防止やモチベーション向上などの効果も期待できます。



まとめ

この記事では、新入社員の社宅制度について以下の内容を解説しました。


  • 新入社員が安心して暮らせる社宅に求められる要素
  • 新入社員に喜んでもらえる社宅に求められる要素
  • 魅力的な社宅を導入する企業側のメリット


地方に住む学生や、初めて一人暮らしをする学生が新入社員として入社する際に、社宅制度の利用を希望するケースは少なくありません。

新入社員に喜ばれる社宅にするには、安心して暮らすための住環境を整備することが大切です。具体的な要素としては、防犯・防災設備の設置、家具・家電の提供、食事提供サービスの導入などが挙げられます。

魅力的な社宅は、新卒採用時のアピールポイントになるほか、満足度の向上につながり、離職の防止やモチベーション向上などの企業側のメリットも期待できます。

なお、社宅制度には主に“借上げ社宅”と“社有社宅”の2つの形態があります。社宅制度の導入を検討している方は、新入社員の声を踏まえつつ、ニーズのある設備・サービスの導入を考えてみてはいかがでしょうか。

リロケーション・ジャパン』の社宅管理サービスでは、転貸方式によるフルアウトソーシングが可能となっており、社宅管理業務の負担軽減に貢献します。

サービスの詳細については、こちらからお問い合わせください。

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